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杉谷ひろば152号(2023年12月号)
今号のコンテンツ

◆向日町競輪場の再整備とアリーナ誘致:課題多く、慎重な検討を
   (ホームページtopに飛びます)

◆12月の催し等のご案内
◆向日市議会・12月定例会が開会
 ●注目の議案
 ●議会に提出された市民の請願
 ●JR向日町駅整備の現状と予定
◆杉谷伸夫の議会一般質問
 ●不登校の子どもたちの学ぶ権利:子どもと保護者へ支援の拡充を!
 ●市民温水プールの再開にむけて:見通しと検討の加速を求める
 ●高齢者のごみ出し支援:困難な高齢者への福祉収集を
◆判決は来年3月:ニデック土地への格安課税違法確認訴訟
◆沖縄写真展を開催:「日本全体でもっと考えていかなきゃ」(高校生の感想)


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◆12月の催し等のご案内

12月5日(火) (14時~16時の時間帯の見込み)
向日市議会・杉谷議員の一般質問

12月9日(土) 9:30~10:30寺戸公民館第2小会議室
岡真理さん講演ビデオ視聴「ガザとは何か」

12月9日(土) 10:30~12:00寺戸公民館第2小会議室
「市民参加でまちをつくる会」

◆向日市議会・12月定例会が開会

●注目の議案

・水道の基本料金2ケ月分を減免
 物価高騰の影響を受けている市民への支援として、補正予算を計上

・新たな町「ニデックパーク」を提案
 ニデック(旧日本電産)が所有した区域を、森本町から分離して「向日市ニデックパーク」とする条例案が出されました。
 森本東部地区土地区画整理事業の完成にともない、字の区域、名称を変更しますが、ニデックの土地だけを別の町にして、企業名をつけるというのです。向日市には、物集女町・寺戸町・森本町・鶏冠井町・向日町・上植野町の6つの町(大字)がありますが、7つ目の町をつくるということになります。私は反対です。
 ⇒ 本条例案は、12月13日(水)の総務文教常任委員会で審議されます。 

●議会に提出された市民の請願

・小中学校給食の無償化を求める請願
・私立幼稚園幼児教育振興助成に関する請願
・向日市立保育所の施設環境改善に関する請願
・向日市立保育所の維持に関する請願
・「ぐるっとむこうバス」の時計回り運行を求める請願
・都市計画道路「牛ケ瀬馬場線」の建設に対し通学路の安全のために信号機設置を求める請願

●JR向日町駅整備の現状と予定

 来年1月からJR向日町駅の橋上駅舎・自由通路の本体工事が始まるため、11月上旬に向日市・JR西日本・大鉄工業が出席して住民説明会が開催され、市民等78人が参加されました。

・説明された今後のスケジュール
2025年夏頃:駅舎が橋上化し、改札口が2階に
2026年冬頃:駅東口が開設し、東側への通行が可能に(仮通路)
※駅東側は、その後も再開発組合による事業(タワーマンション・駅ビル・駅前広場)が継続。

・説明会での主なQ&A
Q 工事中、駅前広場はどうなるか?
A 既存の駅舎を壊す際に、一部駅前広場にも工事ヤードを設けないといけないため、現状と同じように利用するのは難しい。
Q 自由通路や地下道で自転車が通れるようにできないか?
A 非常に困難である。

 
 
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◆杉谷伸夫の議会一般質問

●不登校の子どもたちの学ぶ権利:子どもと保護者へ支援の拡充を!

 近年、不登校の子どもたちが激増しています。昨年度、年間30日以上不登校の児童生徒は約30万人、前年比22%の激増で過去最多でした(向日市:小学校54人、中学校83人)。
 学校に行けない、行かないことで、必要な様々な学びが保障されないのであれば、その子にとって大きな損失です。不登校の子どもたちに、学びと過ごしの場を作り、広げていくための取組みについて質問します。
 向日市は、教室に通えない子どもたちの通所の場として、従来からの「ひまわり広場」に加え、今年度から「校内フリースクール」を一部開設しました。

・今後どうするのか。やるなら全ての小中学校に設置し、専任教員を配置すべきでは?

・不登校の子どもの学び・過ごし場作りの市民の取り組みに対する市の支援が必要では?

・自分の子どもが学校に行けなくなると、保護者は大変心配になり動揺します。初期の適切なアドバイスと、継続した支援が求められます。そうした支援に、専門職が関わる体制は?

●市民温水プールの再開にむけて:見通しと検討の加速を求める

 市民温水プールの再開にむけて「市民温水プールのあり方検討会議」が今年7月に設置され、検討が始まりました。しかし、検討会議では「向日市に必要なのかどうかを考えるべき」との意見や、「周辺地域の開発やまちづくりの様子を見ながら考えたほうが良い」といった意見もだされており、いつになったらできるのか、果たして本当にできるのか?と不安の声も出ています。

・検討会議の設置目的は、「市民温水プールの再開にむけて、市民合意が得られる手法を検討する」ことです。目的にそった検討を進め、結論をまとめる時期を示すべきです。

・小中学校のプール授業に市民温水プールの活用も検討されており、大きく関連するので、老朽化した小中学校のプールのあり方の検討も急いで頂きたい。

●高齢者のごみ出し支援:困難な高齢者への福祉収集を

 ごみ出し困難な高齢者が増えています。あるご高齢者を知る方から、「ごみ出しができずに、お部屋がごみ袋で一杯になっている。」との指摘を受けました。その方は、訪問介護サービスを受けておられるようですが、早朝のごみ出しに間に合う時間に来て貰えるヘルパーさんがいないため、ごみ出しができないのです。
 京都市を含む京都府南部8市のうち6市で、「ふれあい収集」などの名称で、行政がごみ出し困難な方の福祉収集をおこなっています。

・介護サービスを受け、ごみ出し支援を必要とされる方を対象に、通常の収集後の時間に福祉収集を実施するよう求めます。ヘルパーさんにごみ袋を玄関先等の指定場所に出して頂ければ収集できます。資源ごみ、不燃ごみも一括して収集できるよう、検討を求めます。


◆判決は来年3月:ニデック土地への格安課税違法確認訴訟

●2月1日・京都地裁大法廷へ!

 昨年9月21日、京都地裁に提訴した住民訴訟は順調に進行協議(事前整理)が整い、来年2月1日に口頭弁論、即日決審し、同年3月判決と決定いたしました。2月1日には原告2名が法廷で陳述します。ぜひ傍聴にお越し下さい(10時・大法廷)。
 昨年9月提訴以来、メディアによる報道も少なく、心配をされた方々も多いことと拝察いたします。6回に及ぶ進行協議は短時間ではありますが、中身の濃いものと承知しております。
 特に後半3回は、裁判所から市に対して、令和5年より「みなす課税」(注:宅地並み課税を意味する)が実施できたのであれば、令和3年、令和4年に実施できなかった「理由」を述べてくださいとの質問が出され、市を慌てさせました。
 市は本年度より、ニデック購入の土地6万6000㎡のうち約3万㎡に「みなす課税」を実施し、農地としてでなく宅地並み課税により高額の税収を得ました。私たちの主張が一部実現したものです。しかし残余の3万㎡は、従前通り農地課税に据え置かれているのです。農地転用後の土地がなぜ宅地もしくは雑種地扱いでないのか、なぜ市はこのような不適切な課税を続けてきたのでしょうか。
 本年より本格的に開発が進む洛西口駅西地区の土地に対する課税は、他の自治体と同様、農地転用後の土地は「宅地介在農地」として宅地並み課税を実施しました。なぜ市はニデックに対して特別な計らいをする必要があるのでしょうか。その必要があれば、企業誘致のための条例を整備して議会に諮り、成案を得るべきです。 (訴訟原告・水島雅弘)

●どんな裁判ですか?

 JR東側の広大な土地に、ニデック(旧日本電産)のビル群の建設が進められています。すでに農地ではなく、ビルが建設されつつあるのに向日市は農地として格安の固定資産課税をしているのは違法だと、昨年9月に水島雅弘さんと杉谷伸夫議員が京都地裁に提訴しました。


◆沖縄写真展を開催:「日本全体でもっと考えていかなきゃ」(高校生の感想)

 11月19日、長岡京駅前のバンビオ・市民ギャラリーで写真展を開催し、82人の方々に来場頂きました。台湾有事を理由に、戦争にむけた準備が進められる沖縄の島々の実情を伝える写真・パネル106枚の他、78年前の沖縄戦の記録写真21枚などを展示しました。
 沖縄では、辺野古の米軍新基地建設が、県民も知事も反対する中で強引に進められていますが、莫大な予算を投入しても完成のめどは無いといいます。また沖縄島以外の島々には、中国をにらんで自衛隊のミサイル基地などの建設が進められています。
 駅前の好立地のため、通りがかりのお父さんがお子さんを連れて観賞して下さったり、いろんな方が来て下さりました。
 最後に、大学の入試を終えて、たまたま来場してくれた高校3年生の感想の一部を紹介します。

 「新基地の話など遠い地の話のように思っていたけど、少し身近な問題に感じることができました。もともと戦争のことなどに関心を持っていたけど、より関心を持つことができました。来て良かったです。沖縄だけの問題でなく、日本全体で(政府もだけど自分たちのような国民も)もっと考えていかなきゃいけないと思いました。」

★写真展の模様は⇒こちらから


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