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杉谷伸夫の「今年の抱負」基本姿勢1.憲法いかし福祉のまちに・・・市民の命と暮らしと人権を守ります 2.権力者におもねず、庶民の立場で不正は許しません 3.市民の知る権利を追求し、あらゆる場で民主主義の実現をめざします ・・・今年も『杉谷ひろば』をお届けします めざします ●憲法改悪を絶対に許しません ●大型開発で福祉の後退はさせません ●公的責任で医療・介護の保障を ●子育て先進自治体をめざします ●原発に反対、環境を守ります 向日市議会12月定例会:子育て支援の請願を採択 中学校卒業まで医療費を無償に! 幼稚園への補助を減らさないで! 医療費無償化の財源はある 子どもの医療費は無償に!というのは、社会の要請です。ところが国の制度は子どもの医療費軽減が何もないため、各自治体が独自に予算を組んで無償化を進めています。京都府内では、京都市・向日市など数市町の他は、すべて中学校卒業まで完全無償またはほぼ無償(月200円負担)になっています。高校生まで無償の自治体もあります。 今年9月から京都府の子育て支援医療費助成制度が拡充されました。その財源を使って向日市でも、独自の追加負担なく実施できるのです。長岡京市は9月から無償化を実施しています。議会が請願を採択したので、市は来年度から無償化に踏み切るべきです。 国は、子どもの医療費無償化を自治体任せにせず、国の制度として実施すべきです。 幼稚園の教材費補助廃止はダメ 私立幼稚園への助成の拡充、2歳児保育への補助、療育状況の改善の要望の他、今年は「無償化に伴って、補助を減らさないように」との内容が請願に加わえられました。これまで向日市から幼稚園の保護者に出されていた一人当たり年4万2千円の教材費補助を廃止する動きがあるためです。 特に低所得世帯は、従来の補助制度によって保育料は無償または無償に近い状態だったので、今回の国の無償化による恩恵はありません。市の教材費補助が廃止されたら負担増になってしまいます。政権の選挙対策のために準備不足のまま性急に無償化をした為、高所得世帯の恩恵は大きい一方で低所得世帯は負担増になるなど様々な問題が出ており、自治体が対応に苦慮している一例です。 向日市は、議会が全会一致で請願採択した結果を尊重し、補助削減を行わないよう求めます。 ぐるっとむこうバス 乗車数は目標の3割 利便性の改善が必須 10月から運行スタートした「ぐるっとむこうバス」。運行開始から2ケ月で、1台当たりの乗車人数は、北ルート2.6人、南ルート6.8人と目標の約3割です。 市は「宣伝不足で市民に浸透していない」「短期間で成果が出るものではない」との見解で、その通りと思います。しかし利便性の改善が絶対必要です。回数券・ICカードも検討するとのことですが、目的地に行っても帰りは長時間待たなければいけない運行ダイヤや、乗り継ぎ便の改善などが必要です。 阪急バス77,78系統の廃止は絶対ダメ! 長岡京方面にむかう阪急路線バス77,78系統は、ぐるっとむこうバスの運行にあわせて大幅減便になりました。向日市が補助を行っても採算が取れない状態で、阪急バスは「採算が取れないなら1年後には廃止する」方針とのことです。市民にとって重要な足であり、廃止してもらっては困ります。向日市は「何とか存続してほしい」と再三要請しているとのことですが、絶対に廃止にならないよう、強く求めます。 ページトップ 杉谷伸夫の活動報告 議会一般質問と答弁一般質問通告書はこちら1.まちの重要事項は、市長が本会議で報告を! 私は、向日市の重要な事業については毎議会の初日に「市長報告」を行うことを求めてきました。そして議会として市長に申し入れを行い、12月議会で「市長報告」が行われたのですが、「議員全員協議会」という非公開の場でした。 問:市長は、なぜ市民が誰でも聞くことのできる本会議で市長報告を行なわなかったのか?市長の考えを聞きたい。 答:議長や議会事務局と相談して決めた。私としては特に報告場所について、全くこだわりはない。 ⇒ 議会は、報告の場について何の制約もせず市長に一任しています。次回からは、必ず本会議の場で、市民の皆さんに対してしっかり報告頂けるものと思います。 2.西向日の桜並木の景観保全・・・地域の景観を守る市の責務は? 西向日の桜並木は、向日市が誇るすばらしい景観の1つです。昨年2月には「西向日・桜の径と住宅地景観」が京都府景観資産に登録されました。しかし最近桜の樹が次々伐採され、この景観が守れるのか不安の声が出ています。 問:向日市は、西向日の桜並木の景観を守る意思はあるのか?またその手立てはあるのか? 答:住宅と桜並木が一体化した景観は、西向日地域特有の景観であると認識しており、この景観を保全するため、住宅建て替えなどの相談があった際には、桜の伐採を前提とした計画とならないよう強くお願いするとともに、西向日自治会や「西向日の桜並木と景観を保存する会」そして本市が共同で作成したチラシを渡している。桜の伐採を規制することは不可能と考えるが、景観保持の認識を深めて頂けるよう今後も引き続き丁寧に説明してゆく。 ⇒ 向日市はお願いしかできないという見方は承服できない。景観は地域全体の財産であり地域と協力して守るのは市の仕事ではないか。 3.生活保護行政の改革・・・行政が変わることを市民に示せ 今年6月に起きた、向日市の生活保護ケースワーカーが関与した事件の徹底した検証をおこない、向日市行政の課題を明らかにし、改革することが求められています。 問:向日市行政が変わることを市民に示してほしい。そのためには、トップの姿勢が最も重要だ。市長の思いを聞く。 答:市民の生命を守る仕事に携わる職員が、このような事件に関わったことは、大変遺憾であり、改めてお詫びする。職員を守り切れなかったことは、市長としての責任を重く受け止めている。市民の信頼回復と再発防止に向けて、組織を挙げて全力で検証に取り組む。 問:組織的な情報共有や対応がなされず個人任せになっていた疑いがある。すべての部署に共通する課題であり、総点検を行うべきでは? 答:第三者を含めた検証委員会で検証作業を進めている。その結果をふまえ、二度とこのような事件が起こらないよう、全庁的に情報共有のあり方や組織的な対応を検討したい。 ⇒ 若手職員は、毎日2時間もの電話で不当な要求を受け続けていました。何の手も打たず見過ごし続けてきたのは信じられません。言葉だけでなく行動を求めます。(4面に関連) ページトップ 生活保護ケースワーカー裁判若手職員は孤立し、追いつめられた12月19日、向日市の若手の生活保護ケースワーカーが犯罪に関わった事件の3回目の裁判を傍聴してきました。この事件の背景には、向日市行政の抱える重大な課題があると思ったからです。 この日は本人尋問があり、職員が担当していた元暴力団の男から、いかにして脅迫され、追い詰められていったかが、詳細に語られました。毎日毎日2時間もの電話で不当な要求などを言われ、断ると激高してエスカレート。6月にこの男が交際する女性を殺してからは一気に激しくなり、暴力や「殺すぞ」という脅迫で、この男の言うことを拒否できない心理状態に追い込またようです。 向日市は、要注意対象者に対して一人の職員をこのような状態に置いたまま、なぜ組織的な対応ができなかったのかの解明が求められます。 次回2月3日の裁判で結審の可能性があります。 ★寛大な判決を求める署名は12月19日に第一次分6,967筆が裁判所に提出されました。多くの方々のご協力ありがとうございました。 ページトップ |
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