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杉谷ひろば163号(2024年12月号)
今号のコンテンツ

◆103万円の壁だけじゃない!1億円の壁を打破せよ!
◆12月の催しのご案内
◆向日市議会・12月定例会が開会
 ●議会に提出された市民の請願
◆議会の視察:デジタル技術を活用し災害情報を収集・発信(神奈川県平塚市)
◆会派の視察:地域主導で脱炭素・廃棄物処理の取り組み(岡山県真庭市)
◆杉谷伸夫の議会一般質問予定
 ●アリーナ問題:概要が公表。市民に説明を!
 ●公益通報制度:活用しやすい制度に!
 ●健康保険証問題:マイナ保険証なくても大丈夫
◆沖縄・辺野古は今:永遠に完成しない米軍基地建設
◆中山道の旅:紅葉の木曽谷を歩く-南木曾から奈良井宿へ

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◆103万円の壁だけじゃない!1億円の壁を打破せよ!

 「103万円の壁」が注目されています。所得税や扶養控除の基準となる額が、30年間も見直されてこなかった結果、極めて低い収入でも課税され、また扶養控除の対象から外されてしまいます。見直しは当然ですが、その財源をどうするかが問題になっています。
 答えは簡単ではないでしょうか。1つの方法は、「1億円の壁」を無くすことです。「1億円の壁」とは、年収1億円を境に超高額所得者ほど所得税負担率が低くなっていることです(下図)。超高額所得者の収入の多くが株式譲渡所得などの金融所得で、額にかかわらず20%の税率であることや、所得税率が最高70%から45%まで引き下げられてきたことが原因です。だから負担能力のある超富裕層の優遇税制を廃止し、元に戻すのです。物価高騰で生きていくのが精一杯の収入に対しては課税すべきでありません。
 世界のトヨタが、かつて法人税を5年間1円も支払っていなかったことが話題になりました。その他にも、数千億円もの消費税の輸出戻し税を受け取るなど、巨大グローバル企業には様々な優遇税制が設けられてきました。こうしたゆがんだ税制も是正するべきです。
 103万円の壁の引き上げは、高額所得者ほど大きな減税になるので、その是正も必要でしょう。何より防衛予算2倍化をやめれば、すぐに数兆円が生まれます。財源はあります。無いのは「やる気」です。 (11月30日・杉谷伸夫)


◆12月の催しのご案内
●12月14日(土)「市民参加でまちをつくる会」
 10:00~12:00寺戸公民館 中会議室


◆向日市議会・12月定例会が開会
 11月25日、向日市議会の今年最後の定例会が開会しました。会期は12月19日まで。今回議案は少ないです。
 各議員が市政について市長にただす一般質問は、12月4日~6日の予定です。杉谷伸夫の一般質問は、12月5日(木)午前10時頃の見込みです(3日午前に決定)。

●議会に提出された市民の請願
・公立保育所の維持に関する請願
・安心して子育てができる向日市になるよう5・6年生の留守家庭児童会の受け入れ再開を求める請願
・私立幼稚園幼児教育振興助成に関する請願


◆議会の視察
●デジタル技術を活用し、災害情報を収集・発信(神奈川県平塚市)
 向日市議会の建設環境常任委員会で、神奈川県平塚市を視察訪問し、AIを活用した災害情報の自動収集・共有・発信する取り組みについて学んできました(東京都大田区の自動運転バスも視察/写真)。
 市内の具体的な災害状況を、限られた職員が把握するのは困難です。平塚市では、3年前の大雨対応で課題を残したことから、ネットとAIを活用したシステムの導入を進め、今年夏から運用を始めています。SNSなどネットで市民がネットに発信する貴重な情報(映像・画像・文章)をAIが収集し、位置情報を判別・付加し、デマ情報を判別排除した上で、活用できる情報をリアルタイムで市役所の災害対策室で共有できます。
 データはネット上の情報なので、安く運用できるので、導入の壁は低いでしょう。一方で、ネットに接続できなければ稼働できないので、南海トラフ地震災害のような大規模広域災害に遭遇した場合の対応について、確認が必要だと思いました。

●大田区・羽田イノベーションシティでは、自動運転バスに乗車


◆会派の視察
●地域主導で脱炭素・廃棄物処理の取り組み(岡山県真庭市)
 会派「明日の向日」で、市民グループの方々と一緒に岡山県真庭市を視察訪問しました。脱炭素の先進的な取り組みが行政主導でなく、地域の皆さんが主体の発案、取り組みで実施されていました。

①真庭市くらしの循環センター
 可燃ごみの約40%を占める生ゴミを分別収集し、し尿とともにバイオガス発電と液肥(農家に提供)製造をし、ごみ焼却施設の縮小につながります。

②リサイクルプラザ
 市民の持込みや施設で分別・整備した様々なリユース品を販売しています。地域の高齢女性グループでつくるNPO法人が市からの委託で運営。チャイルドシートやベビーカーの無料貸出しが人気です。

③真庭バイオマス発電所
 バイオマス発電(動植物由来の原料による発電)は、化石燃料と違って炭素排出増になりません。製品として利用困難な低質材や端材などを破砕して燃料チップにし1万kWを発電。真庭市の総世帯数を越える2万世帯相当の発電量です。


◆杉谷伸夫の議会一般質問予定
 杉谷伸夫の一般質問は12月5日(木)10時~の見込み(前日午前に決定)。Youtubeで生放映、および録画もその夜には視聴可能杉谷議員は、以下の質問をします。

●アリーナ問題:概要が公表。市民に説明を!
 向日町競輪場敷地へのアリーナ整備事業について、京都府は優先交渉事業者を決定し、概要を公表。約9千人規模、整備事業費348億円で、府議会に予算提出し契約をめざす予定です。
 道路整備や交通渋滞などの懸念に対する説明を求める市民に対し、京都府は「事業者の提案を受けてから」と先延ばしにしていましたが、いよいよ説明してもらわないといけません。しかしこの間の同行を見ていると、このままでは市民への説明会は開かれないのではないかと危惧されます。
 また向日市は、市民の声を集めて京都府に要望しましたが、どう反映されるのか。市民への再度の説明会が必要です。向日市民の疑問や不安に答えるため、府と協力して市民説明の場を設けることについて市長の考えを問います。

●公益通報制度:活用しやすい制度に!
 兵庫県知事の問題で注目を浴びた「公益通報」制度。透明で健全な組織運営に大切な制度です。しかし兵庫県では、通報された知事本人が通報者を特定し通報者が自死に追い込まれました。
 9月議会で、向日市の公益通報制度について取り上げましたが、市の考えは国の指針に適合していません。そこで改めて取り上げます。
①通報を受け付ける窓口は、人事課長でなく外部に弁護士等を配置した窓口を設けること
②通報しやすくするため、匿名による通報も、実名による通報と同様に扱うこと
③通報者を守るため、違反に対する罰則を!

●健康保険証問題:マイナ保険証なくても大丈夫
 12月2日から、健康保険証は新規に発行されなくなりました。国がマイナ保険証への一本化を性急に進めているため、大きな混乱を招いています。市に対して、市民の利益を守る運用を求めます(国の強引な政策のために大変な仕事が増える自治体も被害者です)。
①現在手持ちの保険証は12月以降も使えます。誤解が多ので、もっと広く広報すべきです。
②後期高齢者などへの情報提供、支援を行なうこと。
③健康保険証と同じ機能の資格確認書が、マイナ保険証をお持ちの方には交付されないが、トラブル回避のため全員に交付できないか。
④マイナ保険証の利用登録解除の手続きの周知を!
④マイナ保険証に対応できない医療機関等の実態は?


◆沖縄・辺野古は今:永遠に完成しない米軍基地建設
 11月26日、台湾危機を想定して戦争準備が進む沖縄の島々と本土をつないで開催されたスピーキング・ツアー京都集会で、辺野古の米軍新基地建設工事の現状について講演を聞きました。
 沖縄県知事が不承認したことに対し、国は代執行という強硬手段で大浦湾の埋め立てに着手しましたが、世界に例の無い超難工事は大幅に遅れています。県知事が「不承認」した最大の理由=最深90メートルの超軟弱地盤の調査不備の指摘に対し、国は「調査の必要はない」と押し切りましたが、今になって拒否していた地盤調査を行っており、工事に着手できないというのです。調査の結果、おそらく再度の設計変更が必要になり、このまま工事は続けられないと見られています。
 この超難工事は今後何十年かかるか見通せず、永遠に完成しないのではとも言われます。その一方でアメリカはたとえ辺野古が完成しても使い勝手が悪いので普天間基地は返還しない意向も伝えられています。
 「普天間基地返還には、辺野古移設が最短」と言いながら、「辺野古移設が普天間基地返還を遅らせている」のが現実です。一方で、基地建設に反対する玉城デニー県政は、少数与党となった議会で困難に直面している現実も伝えられました。
 辺野古では今も毎日、埋め立てに抗議する行動が取り組まれています。永遠に完成しない基地建設に、何兆円も国民の税金を投入する愚かな行為をやめさせるため、沖縄だけでなく日本社会全体の声が必要です。(杉谷)


◆中山道の旅:紅葉の木曽谷を歩く-南木曾から奈良井宿へ
 久々に中山道を歩く。今回は南木曾駅から木曽川の上流に向かって木曽谷を進む。下流は荒々しい印象だったが、ここはビリジアン色の水の中に、氷と見間違えそうな白い丸っこい岩が並んでいた。そして上流に進むにつれ水が透明になり清々しい流れとなっていった。
 1日目は木曽八景の寝覚めの床の近くに泊まる。これまで電車からチラッと見ただけだったが、近くで見てスケールの大きさに驚いた。浦島太郎伝説に基いて名付けられ、岩の上に浦島堂があった。
 2日目、坂を登っていくと木造の新しい建物が見えた。木曽町役場だった。中に入ると、木の香りに優しく包まれた。館内の柱も木で造られ、どの窓にも障子戸が置かれ、静かで落ち着く。窓口の近くには幼い子ども用の遊び場も設けられ、子連れでも安心して来れる雰囲気だった。
 木曽町は谷間の町だが、役場もJR木曽福島駅も小高いところにある。民家は駅から道をかなり下ったところにあり、川を挟んだ向かい側に家が段々に積み重なって見えた。木曽町は「日本で最も美しい村連合」に加盟しているそうだ。
 北に行くにつれ紅葉が進み、美しいもみじに見とれて立ち止まることが多くなった。京都の山には見られない色があり気になっていたが、3日目、鳥居峠から奈良井宿へ向かう途中に見た落葉で気がついた。唐松林の色だった。柔らかい黄褐色の美しい色で、文学でよく取り上げられている理由がわかった。
 奈良井は大きな宿場町で、今も店や宿屋が多数あり、整然とした町並みに多くの観光客が訪れていた。
 奈良井に向かう途中で道を間違えたため、今回の旅はここまでとなったが、次回は奈良井宿に泊まり塩尻に向かって進みたいと思う。(涸沢文子)

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