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 杉谷ひろば 2019年12月号 No.105
 桜を見る会問題 国家の私物化は許さない

 「桜を見る会」問題では、安倍首相が自らの支持固めのために、国の公式行事を私物化していたことがわかりました。今回も安倍首相は「不都合なものはすべて隠す」という常套手段に出ています。データを隠し、平気でウソを言う。そして国会では与党議員が安倍首相を守るため、真相究明を妨害しています。

 もううんざりですが、それで済まされません。安倍首相のために、公正公平であるべき国の行政がゆがめられ、政権に群がる一部の者たちが優遇され、利益を得てきた構造の象徴が、桜を見る会問題です。森友学園国有地たたき売り事件、加計学園「腹心の友」便宜供与事件など露骨な利益誘導と、公文書・データの改ざん・破棄を進んで行う忖度政治の育成。安倍首相が行ってきた国家私物化、民主主義破壊をこれ以上許すわけにはゆきません。(11月29日・杉谷伸夫)

今号のコンテンツ 杉谷ひろば No.105
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中学卒業まで医療費を無償に!

  市民団体が議会に請願

 向日市議会に「子どもの医療費を中学校卒業まで無料にすること」を求める請願が出されました。

 現在向日市では、子どもの医療費負担は、小学校卒業までは入院・通院ともほぼ無料(1医療機関当たり月200円)ですが、中学生については、通院は1ケ月複数医療機関の合算で1,500円の負担となっています。しかも窓口でいったん全額を支払った後で、市役所に申請すれば1,500円を超える分が支給されるようになっています。

 京都府内の大半の市町村は、入院・通院とも中学卒業まで完全無料か、ほぼ無料にしており、向日市は大山崎町とともに、京都市・福知山市に次いで京都府内で最低水準です。府内には、高校卒業まで無償の市町もあります。

  無償化は可能

 実は長岡京市も、最近まで向日市と同じでしたが、京都府の助成制度が拡充されたので、その財源を活用して今年9月から府内他市並みに中学卒業まで無償(月200円)に踏み切りました。京都府の助成拡大の財源を使えば、向日市も同様にできたのに、向日市はその財源を子どもの医療費無償化に使わず、一部を病児病後児保育事業に回しただけでした。

 少子化対策が叫ばれ、「子育て支援」は今や国でも自治体でも最優先課題です。子育て支援に力を入れる明石市では、国に先駆けて保育無償化を実施したのに続き、来年度からは中学校給食の無償化や、1歳未満の子どもの見守りを兼ねた「おむつの無償宅配」を行う方針です。明石市ほどでなくても、多くの市町村が子育て支援に力を入れている中で、「向日市に住んでがっかりした」と子育て世帯に言われないよう、せめて中学卒業までの医療費無償化は直ちに実施すべきではないでしょうか。京都府からの助成拡大があるのですから。

  国に助成制度が無いのが根本問題

 自治体がそれぞれ独自に子どもの医療費助成をしていますが、国には助成制度がないので財源は自治体の負担となり、自治体の財政力の差で格差が生まれています。本来は、国の制度として実施することが必要です。

  子どもの医療費無償化は私の公約

 私は、この夏の市議選の公約で「子どもの医療費無償化」を掲げました。その実現に全力を尽くしたいと思います。(杉谷)

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救護施設問題は今どうなってる?

  ●京都市は、開所は2年延期と説明

 京都市は、11月13日の京都市会・教育福祉委員会で、救護施設の開所にあわせて当初来年3月に廃止予定であった中央保護所の運営を、2年間延長するとの説明をおこないました。その理由は、救護施設の開設が、当初計画の2020年度から、「早くても2022年度になる」ためです。あわせて救護施設の建設をめぐる状況の説明を行いました。

 新聞報道を見て、2022年からの救護施設の開所が決まったとの誤解があるようですが、そうではなく、当初の開所予定より少なくとも2年遅れるこということで、開所時期が決まったわけではありません。

  ●公開の場での市民への説明を!

 今後については、「伏見区・向日市それぞれの地域まちづくり協議会で一定の理解が得られれば、小さなコミュニティ単位での説明会の実施や、みなと寮が運営する千里寮の見学会の実施などを考えている」旨の説明でした。しかし、一部の議員や区長でつくる地域まちづくり協議会への説明だけでなく、市民誰もが参加できる場での説明が必要です。このことは、京都市に伝えました。

※5向小校区の保護者・住民らでつくる「みなと寮建設を考える向日市民協議会」が、12月7日に、現在の状況に関する説明会を行うようです。

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杉谷伸夫の活動報告 議会一般質問予定

杉谷伸夫議員・一般質問の予定  12月5日(木)夕方(見込み)

 一般質問通告書はこちら

本会議で市長報告を! 向日市の重要な事業報告は、公開の本会議で行うべきでは?

 私は以前より、向日市の重要な事業の報告を議会で行うよう市長に求めていましたが、ようやく今議会で行われることになりました。しかし残念なことに市長が報告した場は、市民に非公開の「議員全員協議会」でした。ぜひ、市民の皆さんがネットでも自由に聞ける本会議の場で、市民に大切な事業の報告を行うよう、改めて求めます。

西向日の桜並木の景観保全 向日市の意思と手立ては? 景観条例と景観計画の予定は?

 西向日の桜並木は、地域の落ち着いた家並みと相まって、向日市が誇るべきすばらしい景観の1つです。この地区の景観を最も特徴付けるものが、ソメイヨシノの桜並木です。西向日地区では、まちづくりの理念として「桜並木のまち憲章」を制定し、昨年2月には「西向日・桜の径と住宅地景観」が京都府景観資産に登録されました。
 しかし最近桜の樹が次々伐採され、桜並木の景観が果たして守れるのか地域住民に不安が広がっています。市は、西向日の桜並木の景観を守るの意思とその手立てはあるのでしょうか?
実効性を持たせるためには、景観条例の制定と、それに基づく景観計画が必要ではないでしょうか。

生活保護行政 改革へ、市長の姿勢が重要

 今年6月に、向日市の生活保護ケースワーカーが関係した事件に関して刑事裁判が進行中ですが、若いケースワーカーを守れなかった向日市の生活保護行政の改革を進めてほしい。
  1. 事件の徹底した検証を行い、向日市の生活保護行政が変わることを示すこと。そのためには市長の姿勢が重要です。
  2. 生活保護に関わる職員の専門性を高めること。研修の機会を保障すること。
  3. 職場内での情報連携と組織的対応の強化へ、全組織の総点検をおこなうこと
  4. 利用者市民の立場にたった運用へ改善を
    • 女性のケースワ-カーを増やす
    • 市民へわかりやすい情報提供、情報発信を
  5. 不当要求に対する条例や対処マニュアルを作ること
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11/16-17 向日市まつり 「沖縄・辺野古の海」写真展(沖縄写真展は、今年で5年目)

11/16-17向日市まつり「沖縄・辺野古の海」写真展」

 11月16-17日、向日町競輪場で開催された向日市まつり会場で、恒例の写真展をしました。今年のテーマは「沖縄・辺野古の海」。沖縄の写真家・牧志治さんが辺野古・大浦湾に潜って撮影されたサンゴや魚、海鳥などの美しい写真を展示させていただきました。
 辺野古・大浦湾の一帯の海は、この10月に米環境NGOが選ぶ世界で最も重要な海域「ホープスポット」に、日本で始めて認定されました。この海域は、ジュゴンなど絶滅危惧種262種を含む5千種以上の生物が生息する多様性に富んだ場所です。政府はこのような海を埋め立てて基地建設を進めようとしているのです。

ジュゴンのぬり絵をかいて辺野古の海の背景画に貼りました
ジュゴンのぬり絵をかいて辺野古の海の背景画に貼りました

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