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 杉谷ひろば 2023年 8-9月号 No.149
議員4期目スタート!
 市民が主役のまち、市民と共に歩む議会に

 7月末に行われた向日市議選挙の結果、杉谷伸夫は議員活動4期目に踏み出すことができました。完全無所属の新人女性候補に票が集中する中でも、前回並みの1153票(4位)のご支持を頂けたことに、感謝しています。選挙運動の中で、多くの市民の皆様から寄せられた声を、今後の活動に生かしていかなければと決意しています。

●会派「明日の向日」を結成!

 選挙の投票率38.5%という数字は、多くの市民にとって議会の存在の薄さ、遠さを表しています。この現状を変え、市民とともに歩む議会にしてゆくことを目的に、新たに当選された林リエ議員とともに、会派「明日の向日」を結成しました。林議員は完全無所属で、市民と共に歩む議会をめざし、市民が主役のまちづくりを進めるという方向性は私と同じです。議会に新しい変革を起こします。(8月30日・杉谷伸夫)

今号のコンテンツ

◆議員4期目スタート!
  市民が主役のまち、市民と共に歩む議会に
◆8月18日臨時議会、波乱の幕開け
◆催し等の案内
◆8/28 ~9/22向日市議会・決算議会が開会
◆主な事業の進捗状況
◆第1回・市民温水プールのあり方検討会議を傍聴
◆9月市議会・杉谷伸夫議員の一般質問予定
 ●知る権利:審議会情報の公開と市民参加の保障
 ●子育て支援:国の支援施策についての懸念
 ●医療費助成:高校生まで医療費無料化の拡大を
◆8月15日に思う
◆寄稿:上半身裸の学校健診を見直し、着衣、脱衣の選択制を!


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◆8月18日臨時議会、波乱の幕開け

 市議選の結果、会派は共産4人、維新系4人(無所属1人含む)、自民3人、公明2人、MUKOクラブ2人、明日の向日2人(杉谷・林)、無会派1人となり、議会の構成が大きく変わりました。
 8月18日に開かれた臨時議会は、議長選挙で2人が同数となり、向日市議会で初めて抽選によって決まるなど、波乱の幕開けとなりました。
 私は、議会活性化特別委員長に就任しました。これまで訴えてきた「市民のために働く議会」にむけて全力で取り組みます。 (杉谷)

●杉谷伸夫議員の議会内の役割
 建設環境常任委員会所属
 (都市計画・道路・上下水道・環境・商工等)
 議会活性化特別委員長
 乙訓環境衛生組合議会議員
 議会運営委員

◆催し等の案内
★9月6日(水) 午後4時前後 (3面参照)
 杉谷伸夫議員の議会一般質問
★9月9日(土) 10時~12時
 杉谷伸夫の議会報告会
 市民会館2階第4会議室

◆8/28 ~9/22向日市議会・決算議会が開会

8月28日~9月22日の日程で、向日市議会の第3回定例議会が開会しました。本議会の中心議案は、令和4年度決算の審査です。決算書をはじめ、全ての議案は向日市議会のホームページからダウンロードが可能です(注:一番下の欄外に重要情報が掲載されています)。

◆主な事業の進捗状況

 8月28日の議会初日に、市長から6月定例議会以降の主な事業の進捗報告が行われました。主なものを紹介します。

●JR向日町駅東口開設推進事業
 自由通路整備事業:本体工事は来年1月から着手予定。年内に工事説明会を開催予定です。

●森本東部(ニデック開発)地区のまちづくり事業
 森本東部ふれあい公園、森本東部どんぐり公園を、夏休みが始まる7月21日に使用開始した。

●水道の基本料金減免
 8月及び9月検針分について、基本料金を差し引いた金額で請求。一般的な家庭で約2,500円の減免となります。
●新型コロナウィルスのワクチン接種
 春開始接種は、対象者のうち約46%の方が接種。希望される方にはほぼ接種して頂けた状況。
 秋開始接種は、初回接種を終了した全ての方を対象に実施。集団接種会場は永守重信市民会館。

●子育て支援医療助成制度
 令和6年1月から、中学生以下の入院費用の無償化を実施予定。

●低所得世帯支援給付金
 令和5年度住民税非課税世帯に、一世帯あたり3万円を給付。8月上旬に確認書を送付し支給手続きを開始した。

●市民温水プールあり方検討会議
 7月11日に第1回目の会議を開催した。第2回会議は9月26日予定(午後3時)。

◆ 第1回・市民温水プールのあり方検討会議を傍聴

 7月11日に、注目の検討会議の第1回目が開催されました。
 委員は計10名。委員長は龍谷大学経営学部教授(スポーツサイエンスコース)の松永敬子さん。委員は市民公募委員4人の他、鶏冠井区長、上植野自治連合会長、商工会副会長、スポーツ推進委員副会長、ゆめパレアの指定管理者であるスポーツ文化協会次長です。
 行政から、これまでの経過や市民アンケート結果の報告のあと、各委員が一人一人、自らの意見を述べ、議論は次回以降となります。
 市民温水プールは建て替える基本方針のもとで、どのようなあり方が良いかを検討する、というのが検討会議設置の目的だったはずですが、市の財政負担を強調して、「そもそも向日市に必要か?から議論が必要だ」という意見も出されていました。今後の行方は予断を許しません。ぜひ傍聴に行きましょう。

★第2回の会議は、9月26日(火)15時の予定です。
★検討会議の会議録・資料は、右から(市民アンケートの詳細な結果などもあります)。

◆9月市議会・杉谷伸夫議員の一般質問予定(9月6日夕方)
 ※一般質問通告書全文はこちら

●知る権利:審議会情報の公開と市民参加の保障
 向日市の子ども子育て施策や、都市計画、ごみ問題、コミュニティバス、市民温水プールのあり方など、市民生活に関わる重要なことが様々な審議会で検討されていますが、多くの市民にとって縁遠いものになっています。
 いつ開かれるか直前になるまでわかりません。平日昼間に傍聴に行かなければ、何を審議しているのかわかりません。その結果も忘れた頃になってようやくホームページに掲載されます。結局多くの市民が知らないうちに、大切なことが決められてゆきます。抜本的改革が必要であり、当面以下のような改善を求めます。

①審議会の案内を速やかに公表し、資料をホームページにすぐ掲載すること

②審議会のインターネット配信、録画配信を行って、市民がいつでも見れるようにすること

●子育て支援:国の支援施策についての懸念
①保育士配置基準の改善
 日本の保育士の配置基準は、諸外国と比べて低水準ですが、特に4・5歳児の配置基準(こども30人に保育士1人)は、戦後直後のままという驚きの実態です。これは絶対改善しなければなりません。しかし現状でも保育士不足が問題となっているのです。保育士の待遇改善など、抜本的な対策が必要です。

②こども誰でも通園制度
 0~2歳児のすべての未就園児が、親の就労要件にかかわらず保育施設を時間単位で利用できるようにする制度で、大変重要な課題です。一方で、果たしてどのように対応できるのか、また保育士にとってもさらなる負担の恐れが指摘されています。本市はどのように受け止め、対応していく考えでしょうか。

●医療費助成:高校生まで医療費無料化の拡大を
 国による子どもの医療費助成は、ほぼ何もありません。子どもにも大人並みの医療費負担(3割、未就学児は2割)を求めています。驚くべきことです。子どもの医療費助成は、全国全ての自治体が独自に実施し、拡大してきました。
 私は、向日市に当面以下のことを求めます。

①通院医療費への助成を高校生まで拡大を
 中学生までの医療費助成は充実していますが、高校生の通院医療には、何の助成もありません。全国的にも、高校生までの医療費助成は、現在では過半数の自治体で実施されていると推定され、まもなく全国的な標準となるでしょう。

②国保料の均等割の子ども負担分の公費補助を
 国民健康保険では、子どもに対しても一人当たり42,480円(向日市の場合)の保険料を課しています。他の健康保険制度にはありません。せめて子ども分の保険料は公費で補助すべきではないでしょうか。

◆8月15日に思う

 今年も8月15日がやってきた。
 新聞もテレビもマスコミは、全て終戦記念日という。そのたびに私は、敗戦記念日ではないかと思ってしまう。戦後生まれの人にとっては、終戦も敗戦も同じだと思うかもしれないが、体験したものにとっては違う。殺され、焼かれ、奪われたあの戦争のみじめさを知っているものとして、終戦などという言葉でごまかされないぞと思ってしまう。
 戦前、天皇は神と言われた。そして神風が吹くから日本は戦争に負けないと言われた。お国のためにということが当然のように語られ、人の命より国家が重んじられた。私は鹿児島の知覧特攻平和記念館へ2回訪れたことがある。飛行機と共に死んでいく特攻隊の存在に、二度とこんなことがあってはならないと強く心に刻んだ。なのにあの記念館を見て、国のために死んだ特攻兵に感動して涙を流す人がいると知ってびっくりした。それに日本はアメリカに負けるまでに、アジアで何をやったのか。台湾や朝鮮を植民地とし、中国を侵略した加害の歴史のあることも忘れてはならない。
 戦犯であったのに生きのび、運よく戦後首相になった岸信介を祖父に持つ安倍晋三は、第一次安倍政権の時、まず教育基本法を改定し、教育の目標に愛国心を掲げたのである。日本国憲法下の戦後教育の原点は、国家のために人間の命や人権が粗末にされてはならないということであるのに。
 日本が戦争に負けた時、アメリカは日本統治のため、天皇の存在があった方がいいと判断し、天皇を戦犯から回避させたと言われている。しかし今、ジェンダー平等がうたわれている時、日本独特の天皇制と戸籍制度が邪魔しないか。選択的夫婦別姓もLGBTQも認めたくない人がいる日本は、世界から遅れを取る。これからの日本の行く末を暗示しているように思う。 (8月20日・安野洋子)

◆寄稿:上半身裸の学校健診を見直し、着衣、脱衣の選択制を!

 長岡京市では昨年より、小中学校の子どもと保護者から、学校健診で上半身裸の強制をやめてほしいと求める声が高まっています。私が議会で取り上げましたが、市が上半身脱衣の姿勢のままであったため署名活動が行われ、わずか1ケ月弱で5千筆の市内在住の署名が集まりました。
 きっかけは、学校健診を巡るテレビ報道でした。保護者の皆さんが子どもたちに聞いたところ、上半身裸で健診を受けていることを知って、みんなビックリ。保護者はほぼ知りませんでした。一般の診療所では着衣で診察しているのに、まさか学校でそんなことになっているとは!
 調べてみると、乙訓地域以外では着衣のまま健診しているところも多く、中学校では約7割です。保護者の皆さんからは、「今でもこんなやり方で健診をしていることに驚きしかない」「多感な年齢の女児たちが、学校で知らない男性医師の前で上半身裸になるのは、心の傷の方が大きいのでは」などの声が出されました。「子どもが嫌だと思っているけど、子どもも保護者もそれを言えない」という声も。
 5千人の市民の署名が提出され、教育委員会で審議にかけられましたが、市は「しっかりとした健診のためには脱衣が必要」との姿勢を一歩も譲らず、不採択となりました。私は、他の自治体では着衣で実施しているところも多いため、「脱衣が必要」というしっかりとした根拠を求めたいと思います。市は「脊柱側湾症」を見つけるためということを主張されていますが、そのためにはモアレ検査(3D検査)機器の導入が有効です。でも市は「導入する予定はない」という姿勢です。脱衣の方法だけでなく思春期の子どもたちの心を第一に考えた健診のあり方の検討を求めていきます。
 乙訓地域では、小中高校とも学校健診は上半身裸が原則となっていますので、向日市民の皆さんとも協力して取り組めればと思っております。 (長岡京市議会議員・川口良江)


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